1)入荷したピアノ![]() ![]() |
まず、徹底的に内部のお掃除をします。 エアーガンでほこりを吹き飛ばし、ブラシを掛けていきます。掃除機で吸い取る程度ではなかなか綺麗にはなりません。表面(塗装面)は特殊なクリーナーなどを使い汚れを落とします。 カビが生えていることも多いですし、フエルト食い虫の退治の為にも是非必要な作業です。 |
2)金属の錆などを落とす![]() ![]() |
錆び等を取り除き、必要があれば防錆油を使います。ペダル・蝶番などは取り外して作業します。(ピアノの表面を傷つけないよう、また作業しやすいように。)ヨーロッパでは真鍮磨き専門職人がいるほど面倒な作業です。機械も使いますが、最後は手作業です。 |
3)ピアノ線の手入れ(張替え)![]() ![]() |
ピアノ線は錆を取り除き、防錆処理をいたします。痛んだピアノ線は部分的に張り替えることもあります。 オプションでピアノ線の全体張り替え、チューニングピンの打ち替えもお引き受けします。 ピアノ線もドイツ製のものは高級品です。 縦型のピアノは、ピアノを寝かして作業します。 |
4)アクション整備 (ハンマー交換) ![]() ![]() ![]() ![]() 出先におけるグランドピアノハンマー交換 ![]() ![]() 1本おきに新しいハンマーを取り付けます。 すべて新しいハンマーに取り換えました。 ![]() ![]() ピアノに入れる前に下調整、ピアノに入れてから精密調整 |
ハンマー(ピアノ線を打つ部品)は取り外し痛んだ部品の交換、ハンマーの形を整え、位置・向きなどもきちんと揃えます。アクション各部がスムーズに動くようにする事で、滑らかな鍵盤の動きを生みます。 調律の実施率の悪いピアノまた湿気の多いピアノは、とても手がかかります。 より良い音質をお求めのお客様にはオプションでハンマーをすべて新しくします。 |
5)鍵盤調整![]() ![]() ![]() ![]() 鍵盤白鍵の交換 熱を加えて白鍵をはがします。 ![]() ![]() 特殊な接着剤で新しい白鍵を貼り、形を整えます。 ![]() ![]() |
鍵盤の高さ・位置・重さを調整します。 必要があれば鍵盤の張替えをいたします。 白鍵は両面バフと言う機械で研磨します。(爪あとを落とす為に。) 鍵盤のサイドの汚れ、金具の錆も必ず取り除きます。 鍵盤は演奏者が必ず触れる部分ですので気をつけて作業します。右下写真は10年位前にピアノ百貨さんで新品で購入したピアノです。 |
6)塗装・傷補修・磨き![]() ![]() |
ピアノの外装をパーツごとに分解して、塗装・研磨していきます。 塗料について深い知識がないと、塗装作業は出来ません。 |
7)調律・試奏![]() |
整備が一通り済んだピアノは、調律・試し弾きをしてペダル・雑音など最終調整します。 |
8)納品お届け![]() |
専門の業者がご希望のお部屋に設置いたします。当店は基本的に配送料無料です。 詳細は必ずお問い合わせください。 大事に使ってくださいね! |